NTT西日本の子会社から顧客情報を流出させた男に判決です。不正競争防止法違反の罪に問われている男の裁判で、裁判所は執行猶予付きの判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、兵庫県西宮市の元NTT西日本子会社の派遣社員・景山昌浩被告(64)です。景山被告は、昨年1月、勤務先のサーバーから顧客の名前や住所などOKの個人情報が記録されているデータファイル34個を不正に入手し、東京の名簿業者に送信したとして、不正競争防止法違反の罪に問われています。

きょう(11日)開かれた判決公判で、岡山地裁津山支部の玉田雅義裁判官は「被告人はこれまでも本件と同様の手口で個人情報を売却することを長期間行っていたことを認めるなど、犯行の悪質性は高い」とした上で「犯行を認めていて反省の弁も述べている」などとして、景山被告に懲役3年および罰金100万円、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

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