7月10日、富士山御殿場口の登山道で、77歳の男性が心肺停止の状態で倒れているのが見つかり、静岡県警の山岳遭難救助隊が救助しましたが、その後死亡が確認されました。富士山の静岡県側は10日に山開きしましたが、わずか2日間で合わせて3人が亡くなったことになります。

警察によりますと、10日午後5時過ぎ、富士山御殿場口八合目の登山道で、うずくまっている男性を下山中の登山客が見つけ、山小屋に連絡、山小屋の従業員が警察に通報しました。

現場に駆け付けた静岡県警の山岳遭難救助隊が心肺停止の状態の男性を発見し、翌11日午前救助しましたが、死亡が確認されました。

亡くなったのは東京都狛江市の無職の男性(77)で、登山のための服装や装備を身に着けていて、外傷はないということです。警察によりますと、男性を救助した当時の最大瞬間風速は40メートルから50メートルだったということです。

富士山の静岡県側は10日に山開きしましたが、山頂剣ヶ峰付近から滑落した40代~70代とみられる男性が死亡したほか、11日には富士宮口七合目付近の登山道で意識不明の状態で倒れていた60代の男性の死亡が確認されるなど、わずか2日間で3人が犠牲となっています。

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