県内で降り続いた雨はピークを越えました。
県内で最も多くの雨が降った最上町では、観光地でもキャンセルの被害が出ています。
昨夜11時半ごろの山形市です。強い雨が路面に打ち付けています。
昨夜からきょう未明にかけて、1時間に降った雨の量は最大で、小国で18.5ミリ、山形で17.5ミリを観測しました。
こちらは昨夜7時からの雨雲の動きです。発達した雨雲が県内を通過していったのがわかります。
県内では6日から雨が振り続き、きょう午前10時までの降水量は、最上町向町で318.5ミリ、最上町瀬見で295ミリ、真室川町差首鍋で289ミリなどとなりました。
大内希美アナウンサー「午前10時半ごろの瀬見温泉街です。こちら旅館の隣を流れる小国川ですが、温泉関係者によりますと、普段よりも水の量も多く流れも速いということです。水もかなり茶色く濁っています」
最上町の瀬見温泉では午前中、雨が降ったり止んだりの天気が続いていました。
小川屋女将 八鍬智子さん「アユ釣りのお客さんは皆さんキャンセルになったけど、天候次第なので前日のキャンセルも仕方がないと思う」
最上小国川で毎年人気のアユ釣りは今月解禁されたばかりですが、降り続いた雨で川の水位が高くなり、中止となっています。
こちらの旅館では、釣りを目的に宿泊予定だった8件の予約がすべてキャンセルになったということです。
旅館小川屋 八鍬智子 女将「アユ釣りできるまでにはあと1週間くらいかかるね。残念だけどもう少し我慢してもらって、それからお待ちしています」
県などによりますと、今回の大雨では、山間部で土砂崩れがおきたり、道路が冠水したりしたものの、人への被害は確認されていません。
こちらの温泉旅館では、一安心しながら客の訪れを心待ちにしています。
四季の宿まごろく 森綾子 女将「今は温泉の方は大丈夫。安心していただいて、ゆっくり温泉に入ってのんびりしてもらえる状況。是非いらしていただきたい」
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