梅雨末期の大雨となっている所があります。13日(土)からの3連休も梅雨空が続きそうですが、この時期は、『曇り一時雨』や『曇り時々雨』といった天気予報がよく見られます。
さて、この『一時』と『時々』ですが、違いは何かご存知ですか?
深く考えたことがない方も多くいらっしゃるかと思いますが、早速違いを見ていきましょう。
『一時雨』か『時々雨』の違いは?期間?強さ?連続性?
『一時』と『時々』について、気象庁の定義は以下のとおりです。
『一時』…現象が連続的に起こり、その現象の発現期間が予報期間の1/4未満のとき
『時々』…現象が断続的に起こり、その現象の発現期間の合計時間が予報期間の1/2未満のとき
予報期間をあす1日、0時~24時のとします。まず、『一時雨』というのは、1日のうちの4分の1よりも少ない時間が雨ということ。
つまり、24時間中、雨の降る時間が6時間未満ということです。また、6時間より短い雨が、連続して降り続く時に、『一時』となります。
一方、『時々雨』の場合、1日のうち2分の1より少ない時間が雨ということ。
つまり、24時間中、雨の降る時間が12時間未満になります。『時々』のほうが『一時』よりも、傘の出番が長いということになります。
また、『時々』は、雨がずっと続いているのではないというのがポイントです。ずっと続いている場合は、昼前から昼過ぎ雨などといえます。
ただ、雨の止んでいる時間が1時間以上あるような降り方の場合、いつ雨という表現が難しくなるので、『時々』と表現しています。
『一時雨』か『時々雨』では、雨の強さは関係ない?
『一時』や『時々』は、あくまで『雨の降るの時間』を示す言葉で、 雨の強さは関係ありません。
例えば、『一時雨』でも、夕立のような降り方の場合は、短い時間に激しい雨が降ることがあります。
一方、『時々雨』でもシトシト降り続く雨の場合、降る時間は長くても総雨量は数ミリ程度のこともあります。
『時々』や『一時』という言葉から、雨の量や雨の強さを判断することができないため、雨雲レーダーなどを確認するようにして下さい。
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