長崎大学はことし3月12日に行った「薬学部」と「工学部」の一般選抜・後期日程で出題ミスがあったと発表しました。

出題ミスがあったのは長崎大学「薬学部」と「工学部」の一般選抜・後期日程の筆記試験です。

長崎大学によりますと薬学部では「化学」の問題で、グラフと問題文の設定に矛盾があり解答ができない問題になっていたということです。

工学部では「数学」の問題で、図に示した「Θ」が問題文に出てくる「Θ」と同じ角度ではないのに同一記号になっており、誤解を招く表記になっていたということです。

いずれもことし6月、出版社からの指摘を受けて発覚しました。

薬学部では当該問題を全員正解とする対応を決め正しい点数で再度集計したところ、合否には影響なかったとしています。

工学部では、問題文にしたがって解答することが可能であり、出題ミスの影響を受けたと考えられる解答をした受験生は認められなかった、として「得点の調整等は行わない」としています。

両学部では今回のミスと対応について、大学のホームページに掲載すると共に「受験生と関係者にご迷惑をおかけしたことをお詫びしたい。出題と点検の態勢について再度議論を交わし、再発防止に取り組んでいきたい」としています。

昨年度の長崎大学一般選抜後期日程で、薬学部には21人の枠に58人が、工学部には53人の枠に119人が受験していました。

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