前日8日から新潟県に降り続いている雨についてお伝えします。
佐渡市では一時、土砂災害警戒情報が発表され、のり面の崩落や道路の陥没などの被害がありました。10日も大雨に注意・警戒が必要です。

大きな音を立てて激しく降る雨。9日朝の佐渡市の様子です。
屋根がついているバス停でも横から雨が入ってくるのか、傘を差して歩く人の姿が…

利用者
「凄いですね。ここ最近で一番降っている感じ」
「びしょびしょで…足とかも」

梅雨前線が停滞している影響で、新潟県内は9日も大雨になりました。
9日午後5時までの24時間の降水量は、村上市高根で74.0ミリ、佐渡市相川で44.5ミリなどを観測しています。

佐渡市では9日午前7時半に土砂災害警戒情報が発表されました。
歩道が陥没したほか、農道ののり面が崩落するなどの被害が確認されたということです。

一方、大河津分水の工事現場に設置されたカメラの映像には、のり面の木が倒れていく瞬間が映っていました。

信濃川河川事務所によりますと、長岡市寺泊地域の河口付近の左岸で高さ25メートル、幅70メートルほどにわたって斜面が崩落。大雨により、8日正午ごろ発生したとみられるということです。けが人はおらず、一般道への影響はありません。

また村上市では…

記者リポート
「午後0時半すぎの村上市三面川です。先ほどから雨風が大変強くなり始め、川の方ご覧いただきますと、水が茶色く濁り増水していて、流れが速くなっています」

10日も大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨が降る見込みです。
10日夕方までの24時間に降ると予想される雨の量は、多いところで上・中・下越で80ミリ、佐渡で40ミリと見込まれています。

10日にかけて県内全域で土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。