8日午後、北海道小樽市で犬の散歩をしていた38歳の男性が、動物にひっかかれ軽いけがをしました。
男性は「クマのような動物がかわいい声で鳴いていて近づいたらひっかかれた」などと話しているということです。

警察によりますと、8日午後5時半ごろ、小樽市朝里川温泉1丁目付近で犬を散歩させていた38歳の男性が、10メートルほど先に体長30センチから40センチほどの動物1頭を見つけました。

散歩していた犬がしっぽを振りながら近づき、男性も「クマかイノシシかな」と思いながら一緒に向かうと、動物がかわいい声で鳴いていたため、頭をなでようとしたところ、突然ひっかかれたということです。

男性は、腕におよそ6センチの引っかき傷を負いました。

その後、男性は犬とともに走って逃げて、翌日になって警察に「きのうクマにひっかかれた」と通報しました。

警察官や小樽市の職員が付近を捜索しましたが、クマの痕跡は見つかっていません。

付近では8日に、体長1.5メートルほどのクマが目撃されていますが、男性をひっかいた動物とは異なるとみられています。

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