山形県長井市にある放課後等デイサービスなどを運営するNPO法人が、利用実績を水増しし給付金およそ300万円以上を不正に受け取っていたことがわかりました。施設は保護者から預かっている印鑑を使って、虚偽の書類を作っていたということです。

長井市のNPO法人「あゆむ」は、市内で放課後等デイサービスを行う「あゆむ ZIBUN(ジブン) LABO(ラボ)」を今年2月に開所し運営していて、施設は現在、およそ30人の小中高生が利用しています。



県によりますと、「あゆむ」は、この施設の去年2月から11月の間の利用実績を水増しし、およそ300万円を超える給付金を不正に受け取っていたということです。

「あゆむ」によりますと水増しは利用者5人の利用日数を実際よりも多く申請したというもので、中には、新型コロナ禍で特例措置とされていたオンラインでのやりとりを特例措置が終了したにもかかわらず実績として申請したものもあったということです。

申請に必要な書類は、利用者の保護者から預かっていた印鑑を使い作成していました。



NPO法人「あゆむ」理事長「私としては(適切に受給が)できると思ってしてしまったことですけれども、私の判断の甘さ、確認不足、思い込みがあった。改めて反省をしております」



県は11日に「あゆむ ZIBUN LABO」へ処分を出すとしていて、理事長は退任する意向を示しています。



NPO法人あゆむでは、あす、利用者の保護者へ向けて説明会を開くということです。

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