5年前の台風で被災した宮城県大郷町の農地に、サッカー場などを整備する「スマートスポーツパーク構想」を巡り、8日夜、住民説明会が開かれ、賛成意見が多く出されました。

8日夜、大郷町が開いた住民説明会には町民およそ130人が集まり、町の担当者が事業の構想について説明しました。

この構想は、町と京都のスポーツ団体経営会社「スポーツX」が、2019年の台風19号で被害を受けた粕川地区の農地およそ19ヘクタールに、サッカーグラウンド12面と2棟の宿泊施設をつくるものです。

また、隣接する農地を新たに農業団地として整備します。

説明会では、賛成の意見が多く出されました。

大郷町民:
「大郷町の未来、次世代の魅力、環境が整えられるので、町民として絶賛して進めてほしい」
「私は40代だが、そういった世代から見てもこの町に足りないもの、それを補う事業として必要で大切なこと」
田中學大郷町長:
「若い人たちに、まず大郷町を知ってもらうためここに足を運んでもらえるような環境づくりが、この事業である」

この構想を巡っては、6月の町議会定例会で用地取得費など1億7000万円あまりの関連予算案が否決されていて、町は、7月中に開かれる臨時会で再び関連予算案を提出することにしています。

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