青森ねぶた祭の開幕まで3週間余りとなり、実施計画を話し合う会合が開かれました。有料観覧席は、ほぼ売り切れる盛況ぶりで、実行委員会は混雑対策として見物客の通行を一部規制する新たな措置を行うことになりました。
青森市で開かれた「ねぶた祭」の実行委員会の会合では、観覧席の販売状況について報告がありました。
7日の時点で団体と個人の観覧席合わせて約5万9000席のうち、すでに5万6000席余りが販売済みということです。
2024年の祭には、2023年の暴行問題を受けて参加辞退を決めた青森青年会議所を除く22台の大型ねぶたが出陣する予定です。
そして、2024年は祭の魅力を余すことなく伝えるために運行方式が一新します。
2024年は新町・柳町交差点と国道・柳町交差点の2つの地点からスタートさせます。2023年にスタート地点から遠いねぶたが決められた時間内にコースを1周できなかったことをうけ、運行を効率化することで、その解消を図るのが狙いです。
また、青森駅とアスパムに近く、最も人通りの多い協働社交差点に見物客が留まる問題の新しい対策として、原則的に交差点の横断を禁止した上、一方通行とすることにしました。
青森ねぶた祭実行委員会 佐藤健一実行委員長
「本当の青森ねぶた祭を楽しんでいただきたいと思いますし、できれば良い天気で皆さんをお迎えしたいと考えておりますし、特に昨年ちょっとねぶた祭のですね、運行の中でちょっとした問題が発生しました。そういったことを私共は払拭してですね、新たな形でねぶたをここでまた、再スタートさせるという意味もありますので、そういうねぶたを見ていただきたい」
2024年の青森ねぶた祭は8月2日に幕を開け、7日にはフィナーレとなる海上運行や花火大会が行われます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。