今月13日、富山市で北陸から子どもへの性暴力根絶を発信しようとシンポジウムが開催されます。子どもへの暴力防止に取り組む「富山CAP」が主催するもので、元ジャニーズジュニアで「ジャニーズ性加害問題当事者の会」発起人の中村一也さんが登壇します。

「ジャニーズ性加害問題当事者の会」発起人
中村一也さん「自分たちを見て声をあげていいんだと、声をあげやすい社会になってもらえたらなと思いますし、そういった子たちの受け皿になれたらなと思っています」

シンポジウムのテーマは、性犯罪における「グルーミング」。

「グルーミング」とは、若者を手なずけて性的行為などを要求する行為で、去年の刑法改正では、16歳未満の子どもを手なずけてわいせつ目的で面会を求める行為が「わいせつ目的面会要求罪」として処罰対象となりました。

シンポジウムでは、3千人以上の性犯罪者の治療に関わったソーシャルワーカーの斉藤章佳さんが「性的グルーミング」について講演します。

富山CAP 岸順子代表「子どもの時なので自分の身に起こったことが何なのか、なかなか言えないですよね。いいんだよ大丈夫だよ話きくよっていう、受け止められる大人を増やしていかないと子どもは話すことはできないんですよ」

「富山CAP」の岸代表は、「大人が知識をもつことが被害抑止につながる」として広く一般の人に聞いてほしいと呼びかけています。

シンポジウムは今月13日、富山国際会議場で開かれ、当日申し込みもオンラインでの参加も可能です。

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