三つどもえの戦いとなった鹿児島県知事選挙は、現職の塩田康一さんが33万7000票余りを獲得し、2期目の当選を果たしました。

任期満了に伴う県知事選挙は、開票の結果、塩田康一さんが33万7357票、米丸麻希子さんが18万608票、樋之口里花さんが5万3317票で、塩田さんが米丸さんに15万票以上の差をつけ2期目の当選を果たしました。

(塩田康一氏)
「まさに県民党として戦ってきた選挙戦だったと思う。幅広い県民の支援をいただき、2期目の当選をさせていただいたこと本当にありがたい。今後4年間、本当に多岐にわたる課題があるが、皆様方の引き続きのご支援を賜りながら一緒に県政発展のために取り組みたい」

一方、ドルフィンポート跡地での県の総合体育館建設反対を掲げ、鹿児島初の女性県知事を目指した米丸さんは…。

(米丸麻希子氏)
「投票率を上げること、そして若い方々に政治に興味を持ってもらうことを常に念頭においてきたが、今回の投票率全く上がらなかった。20代、30代、40代若い方々の支持もなかなか得られることができなかった。私の不徳の致すところ」

川内原発の運転延長や国の防衛強化に対し反対を訴えた樋之口さんは…。

(樋之口里花氏)
「どうして(川内原発の)20年運転延長をほかの候補者は何も言わないのだろうかとかという声もあった。終盤の方は手ごたえもあるなという感じもしていたが、(出馬表明まで短かった)時間的なものがあった」

投票率は44.76パーセントで、4年前の前回を5.08ポイント下回りました。

一夜明けた8日朝、県庁では再選した塩田さんを職員が拍手で出迎えました。そして、副知事や各部局長らに2期目にかける意気込みを述べました。

(塩田康一氏あいさつ)
「今後も県庁の職員のみなさんと一緒になって、県政発展のために力を尽くしていきたい」

(塩田康一氏)「これまで4年間取り組んできたことについては一定の評価をいただけたのではないか。今後さらに鹿児島県の稼ぐ力の向上といったことをしっかりと取り組んでいきたい」

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