顧客の貯金2000万円余りを着服したなどとして、業務上横領などの罪に問われている元JA職員の男に対し、松山地裁は8日懲役4年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、JAおちいまばりの元職員白石祐樹被告37歳です。

判決などによりますと、白石被告は伯方支店時代の2021年からおととしにかけ、口座の解約を依頼されたと装うなどし、顧客3人の貯金あわせておよそ2100万円を着服するなど、詐欺と業務上横領の罪に問われています。

松山地裁で開かれた8日の判決公判で、渡邉一昭裁判官は「同様の犯行を繰り返した常習的犯行の一環で、被害額は多額にのぼる」と指摘。

その上で「ギャンブルにのめりこんで多額の損失を出し、金に困ったという動機に酌量の余地は全くない」などとして、白石被告に懲役4年の判決を言い渡しました。

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