伊藤信太郎(いとう しんたろう)環境大臣は熊本県の水俣市で、水俣病の患者・被害者団体との再懇談に臨んでいます。

伊藤信太郎 環境大臣「本日は改めて十分時間を確保して、丁寧に意見交換をさせていただきたい」

この再懇談は今年(2024年)5月、伊藤環境大臣が水俣病の患者・被害者団体と懇談した際、環境省の職員がマイクの音量を絞ったことを受け開かれるものです。

伊藤大臣は懇談の冒頭、団体側が早期の実施を求めてきた不知火海(しらぬいかい)沿岸住民への健康調査について「遅くとも2年以内に実施できるよう準備を進める」と初めて具体的な実施時期に触れました。

一方で、水俣病患者の認定制度の見直しに対する踏み込んだ発言はなく、要望書を提出していた団体側は「ゼロ回答と同じだ」と非難しています。

きょう(7月8日)の再懇談は、団体側の発言時間に制限を設けない形で夕方まで行われます。

また伊藤大臣は、10日と11日も別の団体との懇談に臨む予定です。

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