原爆で亡くなった子どもの三輪車を再現したアート作品が制作され、スイスのジュネーブにある博物館で展示されることになりました。

原爆資料館に展示されている三輪車は、当時3歳の銕谷伸一ちゃんが被爆した時に自宅前で乗って遊んでいたものです。
作品制作のきっかけは、2018年にICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンで、当時の事務局長だったベアトリス・フィンさんが広島を訪問したことです。

フィンさんが心を打たれたことから、核兵器の非人道性を世界でも広く訴えようと、ICANが国内外で活躍するアーティスト団体に三輪車をモチーフにした作品を依頼しました。2021年からおよそ1年間かけてブロンズ製の作品が作られました。

ICAN 川崎哲国際委員
「核によって犠牲になる子どもや市民が決して出ないようにという願いを込めたものになると思いプロジェクトを進めている」

作品は9月からスイスのジュネーブにある国際赤十字・赤新月博物館で展示されます。

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