防衛省は、2023年度の自衛官の採用率が過去最低だったことを受け、8日、鬼木防衛副大臣をトップとする人材確保に向けた検討委員会を開きました。

鬼木防衛副大臣
「自衛官の採用については、令和5年度は自衛隊創設以来最低レベルの採用計画達成率となりました」

防衛省によりますと、2023年度の自衛官の採用者数は9959人で、計画に対する採用率は51%と過去最低になりました。2022年度と比べても15ポイント低下していて、少子化などを背景に人材の確保が課題となっています。

こうした状況を受け、防衛省は検討委員会を立ち上げ、8日に初会合を開きました。

今後、人材の確保に向けて、▼処遇面の改善など職業の魅力化、▼AIなどを活用した省人化や無人化、▼OBや民間など部外の人材を活用するといった点について議論を行い、8月下旬に改革案をまとめる予定です。

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