任期満了に伴う東京都知事選挙は7日投開票が行われ、現職の小池百合子氏の3期目となる当選が確実になりました。一方、選挙戦当初は小池氏と一騎打ちとみられていた蓮舫氏は、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏にも敗れ、3位となる見通しです。

当選確実 小池百合子氏
「改めまして都民の皆様方から『もっと改革を進めろ、もっと生活、しっかりと支えてくれ』そういう思いを頂戴したかと思います」

当選確実となった小池百合子氏は、JNNの出口調査で自民党支持層のおよそ7割、公明党支持層のおよそ8割が支持したほか、無党派層のおよそ3割からも支持を得て、他の候補を大きく引き離しました。小池氏は今回の選挙戦について…

当選確実 小池百合子氏
「56人が立候補という状況。そしてまたポスターの掲示、さらにはこの間、脅迫も受けたり、そしてまた街頭では野次が大合唱があったりと、本当にこれまでの経験したことのないような、そのような選挙戦でございました」

一方、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏は、政党からの支援を受けず、無党派層のおよそ4割の支持を得て、激しい追い上げを見せましたが及びませんでした。

広島・安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「胸を張ってできることは、全部やったと言い切れます。本当にありがとうございました。結果においては都民の総意があらわれた。それだけです」

今後の政治活動については「決めていない」としながらも、国政に進出する可能性があるのかを問われると。

広島・安芸高田市前市長 石丸伸二氏
「選択肢としては当然考えます。例えば広島1区、岸田首相の選挙区ですね」

また、前参院議員の蓮舫氏は、立憲・共産支持層のおよそ7割の支持を得ましたが、無党派層からの支持は2割弱にとどまり、3番手となる見通しです。

前参院議員 蓮舫氏
「私の力不足、そこに尽きると思います。子供の支援であったり、若者の支援であったり、それが結果としてシニアの支援に繋がる循環型の東京を作りたいという思いは、私の中では全力で訴えたつもりでしたので、結果としてそれが届かなかったのは、非常に私の力不足、申し訳ないと思います」

蓮舫氏は、今後の政治活動について「この選挙戦、自分の中でまだ完全にピリオドを打てる気持ちではないのでもう少し考えたい」と述べました。

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