広島土砂災害の発生から来月で10年です。広島市の被災地では「防災拠点」となる公園が整備されました。

八敷福祉会 松井裕 会長
「防災公園の整備を広島市に要望し、このたび完成した」

広島市安佐南区緑井7丁目の八敷公園では7日、完成セレモニーが開かれました。

2014年8月20日の広島土砂災害では、関連死を含め77人が犠牲となり、緑井7丁目では11人が亡くなりました。

公園は約1400平方㍍ほど広くなり、「地域の防災拠点」となります。

末川徹 記者
「公園の端にはベンチが置いてありますが、災害時には『かまど』に生まれ変わります。今後、炊き出し訓練が行われる予定です」

また「防災あずま屋」は、テントを張って救護室などにも活用できます。

広島市 松井一実 市長
「地域の皆さんと一緒になり教訓を生かすことが、これからの地域づくりに大切なこと」

公園では8月20日に追悼集会が開かれます。

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