6月に熊本市の県道で飲酒運転をし、女性をはねて死亡させたとして逮捕された男を、きょう(7月5日)熊本地方検察庁が危険運転致死傷の罪で起訴しました。

危険運転致死傷などの罪で起訴されたのは、熊本市中央区の飲食店従業員、松本岳(まつもと たける)被告(23)です。

起訴状などによりますと、松本被告は6月15日午前4時15分ごろ、熊本市中央区細工町(さいくまち)の県道で、軽乗用車を後ろ向きに時速70キロ以上で走らせ操縦不能とした上で、熊本市の横田千尋(よこた ちひろ)さん(27)をはね、死亡させた罪などに問われています。

また、酒を飲んだ状態での運転だったとして道路交通法違反の罪にも問われています。

松本被告は過失運転致死の疑いで現行犯逮捕されましたが、70キロ以上でのバック走行が240メートルに及び、当時狼狽していて操縦不能に陥っていたとして、検察は危険運転致死傷の罪で起訴しました。

【防犯カメラ写真】バック走行する松本被告の車

松本被告は死亡事故の直前にトラックに追突する事故を起こしていて、バック走行をした理由について、警察に「飲酒がばれるのがいやで、逃げるために必死だった」という趣旨の話をしていたということです。

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