青森県十和田市でトレーラーの荷台部分を活用したホテルが完成しました。災害時に被災地まで移動させ避難所にすることも可能だということです。

十和田市西4番町の「トレイルイン十和田」。敷地内に並ぶのはトレーラーホテル15室で、市内の丸井ホールディングスが運営します。

4日はオープニングセレモニーが行われ、社員や関係者40人がホテルの完成を祝いました。

気になホテルの内部は、オートロックのドアを開けると十分なスペースに配置されたベッドに、テレビやエアコン、電子レンジや洗濯機などの家電製品、さらにキッチン、ユニットバスとまさにビジネスホテル並みの設備です。

そして、このホテルの最大の特徴は、建物の外側についた車輪に隠されています。

災害が発生した場合、建物をけん引して被災地まで移動させ、避難所としての活用が想定されています。

丸井ホールディングス 丸井理成副社長
「被災された方で住居がない方、特にお風呂でお困りだとよく聞きますので、そういったものを手軽に届けられれば少しでもお助けになればと考えております」

丸井ホールディングスでは今後、県や市などと災害協定を締結したいとしています。

トレーラーハウスはシングルが9室、ダブルが6室で7月11日に本格オープします。

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