視聴者から1枚の写真が寄せられました。薄茶色の丸く大きな物体が、家の田んぼ脇に突然現れたというのです。
触るとプニプニ柔らかいこの奇妙な物体、キノコのようなのですが…その正体とは?

農家の男性
「これが見つけたキノコ?なんですけど。最初、大きな石ころでも置いておいたかなと思って近くによってみたら、どうもキノコらしくて…」

農家の男性が案内してくれた場所にあったのは、薄茶色の大きな物体。
高さ・幅ともに10センチ以上はあります。

農家の男性
「ここのところ何日か作業に入っていましたが気付かなかったんです。はっきりと現認できたのはきのうのことだったんで、それまでもそこにあったとは思うんですが…。ちょっと不思議です」

謎の物体が見つかったのは島根県松江市。

6月26日に男性が田んぼを訪れた際、田んぼ脇に鎮座するこの物体を発見したということです。

前の日までは存在に気が付かなかったそうですが、草刈りをして間もないということもあり、こんな大きなものを見落とすわけがないと、男性は首をかしげます。

試しに触ってみると…

農家の男性
「空気の抜けたテニスボールのような…」

せっかくなので収穫してみました。

農家の男性
「野球の硬球の重さくらいあるのかな…」

そして、切ってみました。

農家の男性
「お、柔らかい。中はしっかり詰まってます。絹ごしの豆腐のような感触」
「においはないですね。ちょっと口にしてみたくなりますけど、それはまぁ…」

果たしてこれはキノコなのでしょうか?それとも別の何かなのでしょうか?
山の自然に詳しい専門家に聞きました。

大山自然歴史館 矢田貝繁明 館長
「オニフスベというキノコの仲間でしょう。里山の庭とか公園とかに多く発生するキノコですね」

正体は「オニフスベ」という夏から秋にかけて発生するキノコの1種。
バレーボールくらいに大きくなることもあり、毒は無く、なんと食べられるキノコだということです。

ただこの個体は、どちらかというと老菌と思われ、茶色くなっている場合は食べない方が無難とのこと。

しかし一晩で突然現れるなんてことがあるのでしょうか?

大山自然歴史館 矢田貝繁明 館長
「成長が非常に早いキノコですので、前の日小さくて見えなかったのか、それが急激に大きくなったんで、よく目立って分かったのだと思います」

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