20年ぶりの新紙幣が7月3日に発行され、流通がスタート。一部の金融機関の“本店”など規模の大きな拠点では行列がみられ、心待ちにした人たちの歓喜の声も聞かれました。一方で、普段の暮らしの中で新紙幣に出会えるのは、いつごろなのでしょうか…。
普段の暮らしのために現金を確保する方法。それは「ATMで引き出す」という人も多いのではないでしょうか。
では、あのATMの小さな扉の向こうに渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎のご尊顔をのぞむことはできるのかー。
記者が富山市内のATMで、1万円を引き出してみましたが…そこはやはり、福沢諭吉さんが登場。
ATMに新紙幣が入るのは、まだなのか?
取材しました。
取材に訪れたのは、富山第一銀行下新支店(富山市)。4日午前10時から新紙幣の取り扱いを開始。50人ほどが両替に訪れたということです。
富山第一銀行下新支店 大野順子支店長代理:「一目とりあえず新紙幣を見たいということで、いらっしゃってた方もいらっしゃれば、お孫様へのお小遣いで新紙幣をお渡ししたいという方もいらっしゃいました」
ここでは新紙幣の両替を各種1人10枚までに制限し、4日に新紙幣を目当てに窓口を訪れた全員が、新紙幣を手にすることができました。
ということは、店舗にある新紙幣はATMに入れられるのでしょうか?
その答えは「NO」。
富山第一銀行では今のところ新紙幣の取り扱いは窓口のみ。
その制限はいつまでか聞くと…。
ATMへの新紙幣の補充は、7月8日以降、少しずつおこなれるということです。
他の金融機関にも聞いてみました。
富山県内に本店をおく他の金融機関にも聞いてみました。
北陸銀行は、店頭での両替でその日に用意していた新紙幣が余れば、ATMに補充。いつからATMで新紙幣が出てくるか、まだわかりません。
富山銀行も、新紙幣は窓口を優先して取り扱い、ATMについては少しずつ補充。具体的にいつからATMで引き出せるようになるかは、現時点ではわからないということです。
当面の間は旧紙幣と新紙幣が混在しているため、ATMで新紙幣に出会うには時間がかかりそうですが、その確率は…。
富山第一銀行下新支店 大野順子支店長代理:「まだ旧の紙幣も流通はずっとしているような形になるので、(ATMで新紙幣に出会う)率は、そんなに高くはないのかなとは思います」
記者:
「宝くじに当たるくらいの確率で出てくるんですかね?」
「そうですね。それよりは高いかもしれないです」
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