きのう(7月3日)に発行された新たな千円札。この肖像画となった北里柴三郎の地元、熊本県小国町に、貴重な番号の付いた千円札が贈られました。

紙幣には「記番号」と呼ばれる番号が付いています。いわば紙幣の「背番号」です。

記番号は「AAの1番」が最も早く印刷されたものですが、きょう、小国町の北里柴三郎記念館に貴重な「5番」が贈られました。

この紙幣はきのう、日本銀行で植田和男総裁から小国町の渡邉誠次町長に贈呈されたものです。

北里柴三郎のひ孫で記念館館長の北里英郎(きたざと ひでろう)さんは、「贈呈は栄誉であり、関西よりに西に若い記番号の新千円札はここにしかないので、ぜひ記念館に見に来ていただければ」と話しました。

貴重な千円札はさっそく来館者の注目を集めました。

福岡からの来館者「1桁というのはとても感動。写真を撮らせてもらっただけで幸せ。ご利益があると思う」 

記念館では開館中、いつでも見られるということです。なお他の若い記番号は、東京の貨幣博物館などに贈られました。

【若い記番号の贈呈先】

1番 貨幣博物館(東京・中央区)
2番 神奈川県(図柄に描いた葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 (神奈川沖浪裏)」の舞台)
3番 北里研究所(相模原市)
4番 国立印刷局(東京・港区)
5番 北里柴三郎記念館(熊本・小国町)
6番 東京都墨田区(葛飾北斎の出身地)
7番 日本医師会(東京・文京区)
8番 東京国立博物館(東京・台東区)
9番 山梨県立博物館(山梨・笛吹市)
10番 日本銀行金融資料館(北海道・小樽市)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。