新しい一万円札、五千円札、千円札が登場した。もう手にした人も多いのでは。

しかし古いお札(旧紙幣)はまだまだ使える。

国や警察は、「旧紙幣が使えなくなる」と持ちかけて旧紙幣を回収しようとする詐欺に注意するよう呼びかけている。


この詐欺は電話だけではなくSNSでも呼び掛けられているという。紙幣が変わったのは20年ぶり。以前の紙幣刷新を知らない若者もターゲットになっているのだ。

ならばあらためて、まだまだ使える紙幣を確認してみよう。

■お札、こんなにあります

国立印刷局によると、確かに「旧紙幣は使える」とのこと。しかもその数がすごい。過去発行されていた21種類の紙幣が今も使えるのだ。

このあとに一覧があるが、左側の文字やアルファベットは、紙幣の「世代」を表す。新紙幣はいわゆる「F世代」。

直近の旧紙幣はEとなり、古くなるほどAまでさかのぼる。それ以前はご覧の呼び名となる。

使える旧紙幣のリスト、画像は次の通り。 ※( )内は肖像の人物

■福沢諭吉~聖徳太子 世代


E一万円券(福沢諭吉)平成16(2004)年発行
E五千円券(樋口一葉)平成16(2004)年発行
E千円券(野口英世)平成16(2004)年発行

D一万円券(福沢諭吉)昭和59(1984)年発行
D五千円券(新渡戸稲造)昭和59(1984)年発行
D千円券(夏目漱石)昭和59(1984)年発行

C一万円券(聖徳太子)昭和33(1958)年発行
C五千円券(聖徳太子)昭和32(1957)年発行
C千円券(伊藤博文)昭和38(1963)年発行
C五百円券(岩倉具視)昭和44(1969)年発行

■聖徳太子~大黒天 世代

B千円券(聖徳太子)昭和25(1950)年発行
B五百円券(岩倉具視)昭和26(1951)年発行
B百円券(板垣退助)昭和28(1953)年発行
B五拾円券(高橋是清)昭和26(1951)年発行

A百円券(聖徳太子)昭和21(1946)年発行
A拾(じゅう)円券(国会議事堂)昭和21(1946)年発行
A五円券(彩紋模様)昭和21(1946)年発行
A壱円券(二宮尊徳)昭和21(1946)年発行

い壱円券(武内宿禰)昭和18(1943)年発行

改造壱円券(武内宿禰)明治22(1889)年発行

旧壱(いち)円券(大黒天)明治18(1885)年発行

※国立印刷局公表資料より


これを見ると、500円札なんてあったなぁーと懐かしくなる。なお、2000年に発行された「D二千円札」は現在も発行されているので当然使えるとのこと。


旧紙幣はまだまだ使えることを再確認し、ご家族で共有してほしい。

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