文部科学省高等教育局の幹部との面会を終え、報道陣の取材に応じる東京女子医大の教授ら=2日、東京都千代田区で
面会後、教授ら6人は報道陣の取材に応じ、心臓血管外科の新浪博教授は「普通の会社組織ならトップが責任を取ることになる」と指摘し、岩本理事長の辞任や理事会の刷新を求めた。これに対し文科省幹部は「大学が設置した第三者委員会の調査結果を待ちたい」などと直接指導には消極的姿勢だったという。 同大では岩本理事長が人員整理や給与抑制などによるコスト削減を進め、医師や看護師らの大量離職も続いた。消化器肝胆膵(すい)外科の本田五郎教授は、不祥事が続いたことで大学病院への信頼が低下している現状に触れ、「医療現場が萎縮して力を発揮できない状況になっている」と窮状を訴えた。(佐藤航) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。