20年ぶりに新しいデザインとなる紙幣の発行が3日始まります。富山県内の交通機関や飲食店でも新紙幣に対応した機器の更新が進んでいますが、用意が追い付かいない店は…。

3日からの新紙幣の発行。20年ぶりにデザインが一新され、新しい1万円は実業家の渋沢栄一、5千円札は女性教育の先駆け津田梅子、千円札は近代医学の基礎を築いた北里柴三郎となります。

偽造防止の最新技術が採用されるなど、セキュリティ強化や経済の活性化が期待されていますが…。

延びに延びて、納品は10月に…

県内では、まだ対応が追いついていない店もあります。富山駅前の人気のラーメン店「一心」です。新紙幣の発行を前に店主の中村剛志さんは券売機のための張り紙を用意しましたが…。

新紙幣に対応するための機械を2か月前に発注しましたがー。

一心 中村剛志さん:「納品の予定は7月までに間に合わせるようになんとかしましょうって言ってたんですけど、どんどん延びて延びて結果的に3か月後ぐらいになるって話です」

全国から注文が殺到していて、納品は10月の予定です。

券売機の横で店員が両替対応に…

一心 中村剛志さん:「万が一(新紙幣を持った人が)来たら両替とかするしかないですよね」「ひと一人が下手したらつきっきりになりかねないんで、そこがすごく心配なんです」

新紙幣が出回ると、券売機の側で両替対応をする店員が必要になるため、1台50万円かかる専用の機械の代金とともに、店の負担は増えそうです。

富山県内での新紙幣への取り扱いは、北陸銀行が3日午前11時から、富山第一銀行と富山銀行は、4日午後からの予定です。

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