墨だけで描いた作品の公募展「南九州水墨画展」が、2日から鹿児島市で始まりました。
(レポーター)「全て墨のみで描かれた作品。色の濃さや線の太さなどでそれぞれ違った表情を見せてくれます」
鹿児島市立美術館で始まった「南九州水墨画展」。霧島市の松下美術館が主催する全国公募の水墨画展で、会場には102点の応募から選ばれた入賞作品など、93点が展示されています。
最高賞の県知事賞と松下美術館館長賞には、神奈川県の伊與田喜代美さんの「灼熱」が選ばれました。アスファルトに照りつけるギラギラとした暑さと乾きを、ヒマワリの花をモチーフに表現した作品です。
また、県内からは優秀賞に、鹿児島市の池上和昭さんの棚田に立つ人の姿を描いた「二人ぼっち」が選ばれました。
(来場者)「きれいだよ、本当に。(他の)色を使えないから難しさがあると思うが、みんな上手」
(水墨画教室に通う人)「やっぱりすごいですね。上には上がいる。知っている人が賞をもらったりしている。だからやっぱり刺激になる」
(水墨画教室の講師 櫛下多惠子さん)「(水墨画は)濃淡だけで色を感じさせないといけない。墨は同じ色と思われるけど、絵を見たら分かるように、ひとつひとつ違う。興味を持っていただいて見に来て下さるのが一番」
「南九州水墨画展」は今月7日までは鹿児島市立美術館で開かれ、その後、霧島市の松下美術館や霧島市役所で開かれます。入場無料です。
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