1か月後に迫った「弘前ねぷたまつり」に向けて、青森県弘前市内の小学生が絵師から書き方を教わりながら「ねぷた絵」の制作に挑戦しました。

弘前市の自得小学校では、児童に地元の伝統文化に触れてもらおうと、20年以上前からねぷた絵の制作をしています。

1日は、4年生~6年生の約30人が参加し、ねぷた絵師の館田龍節さんの下絵をもとに「灯篭ねぷた」と「小型ねぷた」の絵を制作しました。

題材は「秦の始皇帝危機を脱す」と、見送り絵は「遊女」です。

児童たちは、筆の使い方などのアドバイスを受けながら下絵に墨で線を描く「墨書き」や、溶かしたロウで縁取りをしていく「ロウ書き」を行い、勇壮な武者絵を描きました。

児童は
「完成したらきれいになるから、そこが楽しい」
「ねぷた絵はあまり小学校でやらないので、学校でできてうれしい」
「ねぷたの大きさとか、生首とかの絵が魅力だと思います」
「色んな人に自分でがんばって描いたところを見てほしい」

児童たちのねぷた絵は、8月1日に開幕する「弘前ねぷたまつり」で鬼沢ねぷた同好会のねぷたになって運行されます。

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