山梨県が掲げるもう一つの富士山の保全対策に、路面電車を敷く「登山鉄道構想」があります。
長崎知事は県議会の代表質問で、構想は「他の交通手段を全く排除するものではない」という認識を強調しました。

富士山登山鉄道構想は登山者数の管理などを目的に富士スバルライン上にLRTと呼ばれる次世代型の路面電車の整備を目指すものです。

きょう7月1日の県議会の代表質問では4月にスラッシュ雪崩が起きるなど安全性に対する不安や、ほかの交通機関との比較検討を行うべきなどと構想に対する質問が出ました。

これに対して
長崎知事は:
「冬季については言うまでもなく、気象条件や路面状況により来訪者及び運行の安全を確保しうる範囲で営業することを想定しております。」
「(構想では)LRTに優位性があるとの結果を示していますが、これまでの検討においても他の交通手段の選択肢を全く排除して進めてきているものではない」

富士山登山鉄道構想を巡っては富士吉田市や地元の神社や山小屋などで作る団体が反対の姿勢を示しています。

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