相続税などの算定基準となる土地の「路線価」が発表され、広島県内の変動率の平均値は、3年連続で上昇しました。

路線価は、主な道路に面した土地の毎年1月1日時点の評価額です。

広島国税局によりますと基準となる県内の標準宅地およそ7200地点の変動率の平均値は、去年分に比べて2.4%上がり、3年連続で上昇しました。

県内の最高路線価は、広島市中区胡町相生通り南側で、1平方メートルあたり357万円で、去年より5・3%上昇しました。

そのほか、広島駅南口周辺では、6~11%上昇しており、広島国税局は「路面電車が乗り入れる新駅ビルの整備計画への期待感が高まっていることが要因と考えられる」と分析しています。

一方、庄原市や竹原市では下落しているということです。

広島県内 各税務署の最高路線価の価格

◇各税務署の最高路線価の価額(1m当たり)
 ※最高路線価の所在地/最高路線価(千円)/対前年変動率(%)
・広島東
  広島市中区胡町相生通り(南側)/3570/5.3
・広島南
  広島市南区京橋町駅前通り(西側)/1240/9.7
・広島西
  広島市中区紙屋町二丁目相生通り(南側)/3070/5.5
・広島北
  広島市安佐南区緑井一丁目市道安佐南1区194号線通り/260/4.0
・呉
  呉市西中央一丁目市道呉駅前本通6丁目線通り 310 3.3
・竹原
 竹原市中央四丁目県道竹原港線通り/49/-2.0
・三原
 三原市城町一丁目浮城東通り/130/0.0
・尾道
 尾道市東御所町尾道駅前広場通り/185/0.0
・福山
 福山市三之丸町福山駅前通り(西側)/470/9.3
・府中
 福山市駅家町大字万能倉国道486号通り/65/1.6
・三次
 三次市十日市東四丁目国道183号通り/81/0.0
・庄原
 庄原市西本町二丁目国道432号通り/39/-2.5
・西条
 東広島市西条本町ブールバール通り/290/3.6

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