長野市の特別支援学校に、期間限定のカフェがオープンしました。

「ここの丸にチェックをおねがいします」
「キッチンの方にオーダー票を渡してください」

カフェの接客を練習しているのは、長野市南堀(みなみほり)にある信州大学教育学部附属特別支援学校の高等部の生徒たち。

「スプーン持つときは、口に付けるところは手に持たないというところ気を付けていきましょう」

卒業後の社会生活に向けた実習の一環として、初めて本格的なカフェの運営に挑戦することになりました。

提供する飲み物や食べ物も生徒たちが準備します。

コーヒーは挽き立ての豆を使って、ハンドドリップ。

ピザは生地から手づくりです。

午前10時、いよいよカフェがオープン。

須坂市にある人気カフェ、「猫まち駅舎」協力のもと、1日から5日間の期間限定で営業します。

「ご注文お伺いします」
「アイスコーヒーをひとつお願いします」
「ピザとかバーガーとか青空の牛乳プリンがありますけれどもどうしますか?」
「商売上手だね!」
「青空牛乳プリンもひとつ」

これまでの実習は、箱の組み立てなど単純作業がメインでしたが、より生徒の個性を生かした体験型の学習にしようと、カフェの運営を企画。

地域の店や福祉事業所の協力を得て、信州大学の学生もサポーターとして、生徒をフォローします。

同じ学校の生徒や先生のほか、地域の人や保護者など一般のお客さんも来店。

訪れた人:
「おいしくって、みんなで準備頑張ったんだなって思いました」
生徒:
「今は緊張しているんですけど、頑張ったから楽しかったです」

ピアノの生演奏も聞けるこちらのカフェ、予約制で5日まで、毎日午前中に営業しています。

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