16日に行われた県議会議員選挙のあと、初めてとなる県議会定例会が28日開かれ、新たな顔ぶれでの県議会がスタートしました。議長には自民党の中川京貴氏が選出されました。
28日は本会議の開会を前に新人議員16人を含む48人に議員バッジが交付されました。
新人県議の声
宮里洋史県議 「やはり沖縄がおかれていた今までの事情を踏まえて、どういった取り組みが出来るか。国への要請活動をするなかで頑張りたいと思う」
糸数昌洋県議 「(那覇市議時代は)地元の現場を中心に歩いていたが非常に広くなる」「身の引き締まる思いでいっぱいです」
平良識子県議 「新しい気持ちで、新人としてワクワクしています」「沖縄の政治の新しいステージを見せていけるように、沖縄の政治を開いていけるように努力していきたい」
48人の新たな顔ぶれがそろった本会議で、まず行われたのは正副議長を決める選挙。玉城知事を支持しない野党と中立が過半数の議会で選出されたのは、沖縄・自民党の中川京貴氏。26票を獲得し、議長に選出されました。
中川京貴県議(議長) 「(議長席から見える)47人の県議会議員の顔」「地域の皆さんの代表なんですよね。私も議長という立場で重く受け止めながら、公正公平に議会がスムーズにいく体制をつくっていきたい」
副議長には公明党の上原章議員が選出され、県議会の顔ともいわれる正副議長は、野党・中立が占める形となりました。
正副議長の選出を受けて与党議員からはー
山内末子県議 「議長が野党で、副議長が中立だからといって、問題があることではない。私たちは与党の立場として、しっかりとコミュニケーションを図りながら、議事運営できるように頑張って行きたいと思う」
一方、野党・中立の議員はー
島袋大県議 「野党多数だからといって、知事が出す提案を全部急ブレーキの様に反対ではありませんから」「我々野党は(議席の)数はもちましたので、あとは知事の県部局がどう我々と対応していくか。イコール結果は県民の幸せと幸福度ですから。そこをどう判断するかが大きなポイントになってくると思います」
上原章県議(副議長) 「本当にいま(支援を)必要としているところに光を当てることが求められていますので」「中立という立場で進めていくことが、与党と野党の合意形成を図れるのではないかと思う」
また、全ての常任委員会と議会運営委員会の委員長ポストを野党議員が独占しました。県議会6月定例会は7月30日までで、物価高騰対策など28億8000万円余りの補正予算案が審議されます。
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