部員への暴力などの不祥事が疑われる事案の調査・報告を拒否したなどとして日本学生野球協会から野球部監督の謹慎などの処分を受けた岩手県の盛岡誠桜高校は、処分の撤回を求めて日本スポーツ仲裁機構に仲裁の申し立てをしました。

盛岡誠桜高校は28日に附田政登校長が会見を開き、日本スポーツ仲裁機構に仲裁申立書を提出したことを明らかにしました。

日本学生野球協会によりますと盛岡誠桜高校は、野球部の監督による部員への暴言など日本学生野球憲章違反の疑いがある事案について調査の実施と報告を複数回にわたり拒否したとしています。

これに対して学校側は、2023年9月に校長自らが当時の1年生部員全員に聞き取り調査をした結果、監督など指導者による部員への暴言は無かったとして、日本学生野球協会、日本高野連、県高野連の3団体に対して処分の撤回を求め、6月26日に仲裁申立書を日本スポーツ仲裁機構に提出したということです。

日本スポーツ仲裁機構によりますと、今後の審議は非公開で行われ、早ければ7月中に仲裁の判断が出されるということです。

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