J3ヴァンラーレ八戸が、ルヴァンカップで格上・J1の名門・鹿島アントラーズと互角に渡り合いました。延長戦の末、1対2で敗れジャイアントキリング=番狂わせはなりませんでしたが、スタジアムは熱気に包まれました。

ヴァンラーレ八戸のサポーター
「がんばれ!ヴァンラーレ!」
「勝つぞ!」

鹿島をホームに迎えてのルヴァンカップ。過去2番目、4844人のサポーターが見守る中、試合を動かしたのはヴァンラーレでした。

前半25分。音泉のシュートのこぼれ球を、柴田!
格上を相手に先制。選手もサポーターも喜びを爆発させます!

1点リードで迎えた後半もオリオラ・サンデーが、クロスバー直撃のシュートを放つなど追加点を狙います。

しかし、後半開始から主力3人を投入した“本気”の鹿島に徐々に攻め込まれ、後半37分に同点ゴールを許し、試合は延長戦に。

ここで鹿島の選手がファウルで2枚目のカードで退場。ヴァンラーレが数的優位に立ちますが、試合終了間際に勝ち越しゴールを決められ、勝負あり。

1対2でジャイアントキリングはなりませんでしたが、サポーターはJ3最下位に沈むチームの奮闘をたたえました。

ヴァンラーレ八戸のサポーター
「楽しかった!泣きたい気分」
「先制点取ったところと、最後まであきらめずやっていたところがよかった」
「初めて見たので、すごい迫力で面白かった」
「1人1人が全員がんばっていて、きょうは最高です!」

一方、試合後に監督が「プラン通りではなかった」と首を傾げたアントラーズサポーターは…。

鹿島アントラーズのサポーター
「負けたかと思いました」
「先入観でアントラーズが勝つって思ってたので『えっ』て。サッカーは何が起きるか分からない」
「めちゃくちゃヴァンラーレが強かった。勝った後の感じとは思えないぐらいでした」

勝敗以上にサッカーの醍醐味がつまった120分の激闘に、八戸は熱狂に包まれました。

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