20世紀デンマークを代表する家具デザイナーの国内初の回顧展「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」(東京新聞など主催)が29日から始まる。会場のパナソニック汐留美術館(東京都港区)で28日、開会式と内覧会があり、駐日デンマーク大使のピーター・タクソイエンセン氏ら約300人の関係者が出席した。

◆「最小限の構成要素で豊かな造形を追求」

ポール・ケアホルムがデザインした家具などが並ぶ会場=28日、東京都港区のパナソニック汐留美術館で

 20世紀デザインの家具や日用品の収集で知られる「織田コレクション」から家具約50点と関連資料を出品。学芸員の川北裕子さんはケアホルムの作品の魅力を「最小限の構成要素で豊かな造形を追求したこと」と指摘。「洗練されたデザインの美を、さまざまな仕掛けで工夫した展示空間の中でぜひ体感していただきたい」と来場を呼びかけた。  9月16日まで。水曜(ただし9月11日を除く)、8月13〜16日は休館。7月20日以降の土・日・祝は日時指定予約制(詳細は同館公式ホームページ参照)。問い合わせは、ハローダイヤル=電050(5541)8600。 

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