逮捕された男は、大阪府八尾市の市議会議員になりすましたとみられます。

 警察が押収した偽のマイナンバーカード。顔写真は容疑者本人のもので、氏名や住所などは他人のものでした。

 詐欺などの疑いで逮捕されたのは、名古屋市に住む自営業・松尾裕也容疑者(39)です。

 警察によりますと、松尾容疑者は今年4月、名古屋市の携帯販売店で他人になりすまして、マイナンバーカードのようなものを提示するなどして機種変更を申し込み、24万円相当のスマートフォン1台をだまし取り、その後、別の店で売却した疑いが持たれています。

 松尾容疑者は、大阪府八尾市の松田憲幸市議の生年月日・住所・携帯電話番号をネット上で探し出し、自分の顔写真を使って偽のマイナンバーカードを作ったとみられます。

 松尾容疑者が機種変更の手続きをした直後から、松田市議のスマホが使えなくなったため発覚。松尾容疑者は「お金がほしかった」と容疑を認めています。

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