特殊詐欺の被害が急増していて、富山県警は異例の「詐欺多発非常事態宣言」を出しました。本部長自らが呼びかけです。

富山県警・石井敬千本部長
「被害額は約8億円と、被害額は倍増していると。本日、県警察から詐欺多発非常事態宣言を発出」

これは特殊詐欺の被害が急増していることを受けて出されたもので、ことしの被害件数は240件、被害額が約億円と前年同期比の約2倍となっています。

県警によりますと、急増した要因は手口が巧妙化していて詐欺に気付きにくいことや投資に関する意識の高まりがなどがあげられます。

この宣言を受けて、県警では、▼24時間相談窓口の周知や▼高齢者世帯への個別訪問による注意を呼びかけるなど、7月から3か月間集中的に対策に取り組み、下半期の被害件数を去年の半分に減らしたいとしています。

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