天皇皇后両陛下のイギリス訪問、雅子さまは医師を帯同させ臨まれていますが、その装いに注目すると、この訪問にかける想いが見えてきました。

街の人
「本当に素敵でしたね」
「さすが雅子さまだなという感じですね」

雅子さまのイギリスでの“装い”には…長年続く皇室とイギリス王室との友好関係をより深めるため、医師を帯同させてまで訪英された雅子さまのお気持ちが込められているのではないでしょうか。

2年ぶりとなる両陛下のイギリス訪問。雅子さまは、“爽やかなブルー”が印象的なセットアップスタイル。今回訪問のイギリス王室の公式カラーと呼ばれる「ロイヤルブルー」をイメージしたのでしょうか。

TBS報道局 牧嶋博子 解説委員
「どこかで見たことがある。あ、ウェッジウッドの色だと私は思いましたね。ダイアナ元妃がチャールズ皇太子(当時)と来日されたとき、白に赤い水玉が入っている日の丸そのもののようなデザインの衣装があって」

1986年から3度の来日をしたイギリスのダイアナ元妃。晩さん会でも、日本人デザイナーの作ったブルーのイブニングドレスに身を包み…日本に敬意を払っていることがはっきりと伝わる装いで、多くの日本人の心をつかみました。

ロンドンで行われた歓迎式典や馬車でのパレード。雅子さまは「純白のレースのコートドレス」。帽子にも、おそろいのレースが施されていました。

TBS報道局 牧嶋博子 解説委員
「“白”はイギリスではハッピーカラーだと。おめでたいときに白を着るので、(カミラ王妃も)ハッピーカラーの白をお召しになって、重なったのではないかと」

今回、雅子さまが「白」という色に訪問国への“敬意と親愛”を込められたことが伝わります。

街の人
「訪問先を想定して、お洋服を身に着けるのを選ぶのって、すごい素敵なことだなと思います」
「(白いレース)かわいいですよね。こういう時に、こういうすごい素敵な格好って本当にいいなと思いました」

TBS報道局 牧嶋博子 解説委員
「大事なとき、おめでたいときに“ちょっと華やかにしたい”というときに、お召しになられているんだと思う」

颯爽としたキャリアウーマンのイメージがある雅子さまですが、過去の映像を見てみると…。

1993年、皇族として初めての国際舞台にデビューしたときには、白い花をあしらったレースのドレス姿が初々しい雅子さま。2002年12月、愛子さま、1歳のお誕生日のときはレースをあしらったジャケットでスーツスタイル。2019年(5月)、天皇陛下即位後、国賓を迎えての初めての宮中晩さん会でも、エレガントなレースジャケットとロングドレスで会場を華やかに盛り上げていました。

日本時間の26日午前3時すぎ、チャールズ国王夫妻主催の晩さん会でも…“レース”のローブデコルテに身を包まれた雅子さまは、パレードのとき同様、最大の敬意を表したロイヤルファッションで。そして頭上に煌めいていたのは…

TBS報道局 牧嶋博子 解説委員
「第二ティアラをお召しになるのは、海外の公式訪問では初めてです。上皇后さまがイギリス訪問の際につけられていた物を皇后さまもつけられて、長年続いているイギリスと日本との関係を象徴されているような物だなという風にも感じました」

ファッションを通してイギリスと日本の“友好の懸け橋”となっています。

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