JR飯田駅の構内に、空き店舗を活用した焼き芋店がオープンしました。
コンセプトは「焼き芋で笑顔に」。
地域に根差した店づくりを心がけています。


JR飯田駅の待合室に店を構えるのは、焼き芋店の「よっしーのお芋屋さん。」

2月にキヨスクの跡地にオープンしました。

店頭には、時期によって変わる2種類から3種類ほどの国産のサツマイモを使った焼き芋が並んでいます。

専用の機器でじっくり熟成させ、うまみをたっぷり引き出すのが店のこだわりです。

増田梓店長:
「鹿児島県のさつまミライというお芋は、ここで売っている焼き芋の中ではいちばん甘くてトロトロ」

さらに、これからの時期に楽しむことができる商品も…

砂糖をまぶして軽くあぶった焼き芋ブリュレにバニラアイスをトッピングした「やきいもブリュレのバニラアイスのせ」は人気の一品です。

店主のよっしーこと吉川ゆうじさんは、横浜市で創業したあと、2022年に駒ヶ根市に店を移転。

大切にしているのは、地域に根ざした店づくりです。

客:
「おいしかった」
店長:
「ありがとうございます。この前ありがとうございました」

吉川ゆうじさん:
「(地域をつなぐ)ひとつの窓口なんだけど、コミュニケーションをとれるようなというのがコンセプト」

近くの店の商品なども置いていて、市街地を散策してもらうきっかけになればと考えています。

吉川ゆうじさん:
「おむすびだったり大福だったり、パンなどのコラボした商品を召し上がっていただくことで『そのお店に一回行ってみようかな』というふうになればなという思いで始めた」



さらに、フードロスを減らそうと、規格外のサツマイモも積極的に買い取って商品にしています。

吉川ゆうじさん:
「小さい芋も大きい芋も曲がった芋なんかもきちんと熟成させて、きちんと焼くことができれば、当店で商品として出せる」

焼き芋の種類の豊富さやその味に惹かれてリピートするお客さんも多くいます。

客:
「この間は300円の一番安いの買ったけど、試しに食べたらおいしかった。ここが一番おいしいかな近いし」

客:
「トロットロで最高ですよ。駒ヶ根の本店で買いました」

「駅の近くでお店を開いてくれないか」という住民のリクエストから実現した飯田駅店の開業。

駅を訪れた人や店に携わる人が笑顔になってくれるような店を作っていきたいと、よっしーさんは話します。

吉川ゆうじさん:
「元々創業から『焼き芋で笑顔に』というのをお伝えしていまして、携わっていただく農家さんや近所の店舗、僕らも含めて焼き芋を通してコミュニケーションをとって、結果的に笑顔になればというふうに思っています」

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