青森市の八甲田山系で80代の女性を襲ったクマ。

関係機関は準備が整い次第速やかにクマを捕獲し、駆除する方向で一致しました。

※25日の死亡事案のほか、21日・22日の事案の詳細はリンクなどからご確認いただけます。

クマによる死亡事案… クマを速やかに捕獲して駆除する方針示される

青森市の八甲田山系では、25日、タケノコ採りに来ていたむつ市の80代の女性がクマに襲われて亡くなりました。

これを受けて、青森市や県、国などの関係機関は緊急の対策会議を開き、クマを速やかに捕獲して駆除する方針が示されたということです。

「あす以降から実施に向けて…」

青森市環境政策課 菊地朋康課長
「大変重くて、大きい罠を足場の悪い中で、危険を伴いながら設置していくことになりますので、危険を排除しながら(罠を)設置する場所まで持っていくことは、あす以降から実施に向けて取り組んでいこうと思う」

27日に取材した男性。この男性は、女性が亡くなる前日の24日に八甲田でタケノコ採りをしていたといいます。当時、クマを目撃することもありませんでしたが、今回の報道を見て恐怖を感じたと言います。

八甲田に関係する団体も県に対して「女性を襲ったクマの駆除」を要望

クマによる死亡事案発生の前日にタケノコ採りをしていたという男性
「一人でとりあえず鈴鳴らしながら(入山した)」

Q.クマの気配は感じた?
「感じなかった。怖いのはあったけど…。ぞくっとかザワザワとか」

Q.事故があってから八甲田には近づいていない?
「そのへんにはね」

対応が急がれるクマの駆除。県山岳連盟など八甲田に関係する団体も27日に、県に対して女性を襲ったクマの駆除を要望しました。クマを捕獲しない限り、登山客や観光客の不安はぬぐえないと危機感をあらわにしています。

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