新潟県上越市の中川幹太市長が、議会で学歴差別ともとられる発言をした問題で、自身に対する減給処分を検討していると公表しました。

6月27日に開かれた定例会見。
上越市の中川幹太市長がまず初めに口にしたのは、この日も謝罪の言葉でした。

上越市 中川幹太市長
「これまでに市民の皆さまを始め、大勢の皆さまから私に対する厳しいご意見をいただいているところであり、大変重く受け止めております。大変申し訳ございませんでした」

中川市長は、18日の市議会で企業誘致による人材の獲得について問われた際、市内に工場のあるメーカーの名前を挙げ「工場で働いているのは高校卒業レベルの人で、頭のいい人だけが来るわけではない」などと発言。
市役所には市内外からおよそ250件の意見が届くなど問題視されています。

実は、中川市長の学歴差別ともとられる発言は今回だけではありません。
去年は市内にある私立高校2校について「県内ではレベルが下のほうにある」と発言し、謝罪していました。

Q「ほんの1年前に同じような発言をして、同じく『反省した』と?」

上越市 中川幹太市長
「どちらにしても、私自身の発言の重さと影響の大きさを改めて肝に銘じていかなければいけないと改めて感じています」

Q「不適切発言はこれが最後になる?」

上越市 中川幹太 市長
「そうなるように努力していきたいと思います」

中川市長は自らを減給処分とすることを考えているほか、6月に支給されるボーナスについても今後、対応を検討するとしています。

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