現在、イギリスを公式訪問中の天皇皇后両陛下。話題になっているのが、雅子さまのコーディネートです。雅子さまの装いについて詳しくみていきます。
水色コーデは英国をイメージ? 雅子さまの装い
上村彩子キャスター:
イギリスの空港にご到着された際、雅子さまは明るいブルーのスーツ姿でした。天皇陛下のネクタイも同じ色で、「おそろいコーディネート」になっていました。その後、歓迎式典での雅子さまは、カミラ王妃と同じ白いお召し物で、帽子やコートにレースがあしらわれていました。
また無名戦士の墓へ供花をされた際も白いお召し物を、そして晩さん会では正装のローブデコルテをお召しになっていました。
宮内庁担当 牧嶋博子 解説委員によりますと「訪問国にあったふさわしい色を選ばれたのかなという印象。今回お召しになられた“明るいブルー”は、英国王室に愛されるイギリス陶磁器メーカー「ウェッジウッド」を象徴する、ペールブルーの色を意識されたのではないか」といいます。
また在英日本大使館によりますと、イギリスのハッピーカラーは「白」なのだそうです。歓迎式典での“総レース”の白いお召し物は、とても華やかでした。
雅子さまの『着回し力』 20年前のスーツも 長年着用する理由は
雅子さまの装いは、『着回し力』にも注目が集まっています。
ドット柄のジャケットは「2002 年 那須のご静養」と「2020年 教育現場に関する公務」で、ブルーのスーツは「1995年 32歳のお誕生日」と「2022年 水産関連の式典出席」でお召しになられていました。
牧嶋解説委員は「皇室が重んじるのは『質素倹約』。仕立て直しをしたり、アイテムを変えたり、コーディネートを変えるなどで長年、着続けている」といいます。
井上貴博キャスター:
特定のブランドに固執したり、華美になりすぎるのもよくありませんから難しいですね。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
倹約は日本的ですね。しかし20年以上前のものをお召しになられているのはすごいですね。
ホラン千秋キャスター:
お召し物を見て、「あの時の装いと同じかな?」と考察してみたり、「私も欲しいな」と思ったりするのは、皇室を身近に感じられるポイントだと思います。
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<プロフィール>
今村翔吾 さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師
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