元日に起きた能登半島地震による『液状化現象』について調査していた新潟大学が、26日に報告書を公表しました。

この報告書は、地震発生直後から新潟大学が行っていた液状化現象に関する調査の結果をまとめたもので、被害の状況や液状化が起きた要因などが地域ごとに紹介されています。

【新潟大学 牛木辰男学長】
「2度目に今回起きたことがどういうことか。それがどういう現象で、今の科学でどれくらい分かるか。そうそうことを調べることがその後の復興のために一番重要」

報告書の中には、今後同じような被害が起きたときに自治体や関係機関に参考にしてほしいと「地層と地盤の強度を同時に調べることができる調査方法」なども盛り込まれています。

【新潟大学 災害・復興科学研究所 卜部厚志所長】
「地層の中にある“再液状化”は考古学の現場などで分かっていたが、こんなに大規模に同じ所が再液状化するのは初めて。3回目は液状化しないという地盤が少しでも広がればいい」

被災地は“復旧や復興”を考える段階にきているとして、今後新潟大学では“街づくりや液状化対策”などに取り組みたいとしています。

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