クマによる死亡事故を受け、25日に「ツキノワグマ出没警報」を発表した青森県は、女性を襲ったクマが音を出しても逃げなかったため、被害のあった区域への入山を控えるなどの注意喚起を周知するよう呼びかけました。

県は26日、庁内の各部局を集めた災害情報連絡員会議を開き、クマ被害の防止に向け、これまでにない強い注意を促しました。

県環境エネルギー部 自然保護課 吉田巧課長
「今回の個体については、そもそも猟銃を発砲しても逃げないだとか、人間に近づいて食料を求めて近づいてくる傾向がありました」

会議では相次ぐ人的被害を受け、音を出すなどの対策をしてもクマが人間に近づいて危害を加える可能性があるとし、被害があった区域への入山を控えるよう呼びかけました。

その上で、関係部局には所管する団体などへの周知を要請しました。

県内では、2024年に3件の人的被害が発生していて、県は25日に「ツキノワグマ出没警報」を発表し、警戒を呼びかけています。

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