企業のデジタル技術を活用したものづくりを後押しする拠点施設が金沢市の石川県県工業試験場に開設されました。

石川県が開設したものづくり支援センターは、デジタル技術の活用で企業の人出不足を補い、新製品の開発期間短縮につなげるための拠点施設です。

26日の開所式では馳浩知事が「産学官でのセンター活用で新たな商品開発と販路開拓につなげたい」と期待を込めました。

センターは総事業費およそ5億円で、製品の性能や条件を検証するための「シミュレーションエリア」、3Dプリンターやロボット加工機で製品を試作する「製造エリア」、工場に出向くことなく機械の稼働状況を確認する「監視・分析エリア」の3部門からなっています。

県工業試験場 西尾和秀 場長「デジタル化に対する関心は高いがどうしてよいかわからない企業多い実際に体験していただき導入するなら職員が伴走支援して導入へ導きたい」

年度内には人と共同作業できる協働ロボットも導入されることになっていて、県では、県内企業向けの見学会や研修を行い、デジタル人材の育成に向けた伴走支援を行います。

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