佐賀県玄海町で26日までに、家畜伝染病の「豚熱」に感染した野生のイノシシが2頭見つかりました。今のところ家畜の豚への感染は確認されていません。

佐賀県によりますと、玄海町で今月21日に捕獲されたイノシシ1頭と、今月24日に田んぼのあぜ道で死んでいるのが見つかったイノシシ1頭について、検査の結果、豚熱の感染が確認されました。

隣接する唐津市では、今月6日までに豚熱に感染したイノシシが4頭見つかっていました。

県は、感染が確認された地点から半径10キロ圏内で経口ワクチンを散布するなど対策を実施していて、今回、感染したイノシシが見つかった玄海町のエリアでも、経口ワクチンが散布されていたということです。

佐賀県内では、養豚場の豚への感染は確認されていませんが、県は今後、「国と協議してワクチンの散布エリアなどを決めていく」としています。

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