信州割の支援金をだまし取った疑いで24日に逮捕された上田市の旅行業の男が、茅野市の宿泊施設などの名前を使って支援金の架空申請をしていたことが26日、捜査関係者への取材で新たに分かりました。

詐欺の疑いで逮捕・送検された上田市下之条(しものじょう)の旅行業経営・岸田直博(きしだ・なおひろ)容疑者74歳は、2021年12月中旬、コロナ禍で県が行った地域観光緊急支援事業「信州割SPECIAL」の支援金について、209人分の旅行を架空に申請し、102万7500円をだまし取った疑いがもたれています。

捜査関係者によりますと、岸田容疑者は、茅野市や信濃町のホテルや温泉旅館などの名前を使って架空の申請を行っていたということです。

また、県によりますとこの際、これらの宿泊施設の利用を装うために、岸田容疑者が領収書などを偽造していたとされています。

警察は、1億円近い余罪があるとみて調べています。

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