広島県福山市のスーパーで現金約52万円を奪ったとして、強盗などの罪に問われた男の裁判が25日、広島地方裁判所福山支部であり、検察側が懲役5年を求刑して結審しました。

起訴状などによりますと、男(29)は、2023年12月、別の男と共に福山市内のスーパーに押し入り、店員に包丁を示して脅し、レジから現金約52万円を奪って逃走したとされます。

防犯カメラに写っていた逃走の様子

25日に行われた裁判で、検察側は「包丁によって傷害を負わせる危険性が非常に高かったことから、犯行態様は極めて危険かつ悪質」と指摘。その上で、職場を解雇されて無職となり、適切な監督者もいないことなどから、「再犯の可能性が高い」として、懲役5年を求刑しました。

一方、弁護側は「犯行計画は単純なもので、移動方法も盗難車を使うなどのような高度な犯行ではない」と主張。別の男が実行を指示するなどしていたとして「主導的ではない」とし、懲役3年以下で執行猶予を求めました。

判決は7月16日に言い渡されます。

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