今年6月から始まった定額減税をめぐり、税務署職員を騙る男から「税金の払戻し手続きをする」などと新潟県魚沼市の60代女性のもとに電話がありました。
男はその後、ATMで手続きをするように求め、女性は言われるがままATMで振込手続きをしたものの、エラーとなり被害はありませんでした。
警察は特殊詐欺未遂事件として捜査しています。定額減税をめぐる特殊詐欺事件は新潟県内で初めてとみられます。

警察によりますと6月24日、魚沼市の60代女性の自宅加入電話に税務署職員を騙る男から電話がありました。男は「定額減税を受け取れる書類を送付した。3万8752円の払戻しをする書類を同封していたのですが届いていませんか」などと話したということです。
女性が書類を受け取っていないなどと話すと、男は「期限が近づいているので払戻し手続きをする。どこの銀行がよいか」などと言い、金融機関のATMに行くよう指示したということです。
女性は男に言われるがまま、ATMを操作したところエラーが出たことから、男にその旨を伝えると「いったん自宅に戻って待っていてください」などと言われ、不審に思った女性が金融機関に相談したところ詐欺ではないか言われたことから、警察に相談したということです。
警察は特殊詐欺未遂事件として捜査しています。
警察によりますと、定額減税をめぐる特殊詐欺事件は県内初とみられ、「定額減税の払戻しや還付金があるなどという電話が来たら、うのみにせず、市町村などに確認してほしい」としています。

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