恋愛感情などを抱かせて金をだまし取るロマンス詐欺の被害を未然に防いだとして、警察が熊本県阿蘇市の金融機関に感謝状を贈りました。

阿蘇警察署から感謝状が贈られたのは、阿蘇市の一の宮郵便局と肥後銀行宮地(みやじ)支店です。

二つの金融機関では、5月に同じ80代の女性が来店。この女性が「SNS上で知り合った」という外国人を名乗る男性に240万円と200万円をそれぞれ振り込もうとしたため、送金を思いとどまらせ、警察に通報して被害を防ぎました。

一の宮郵便局 森憲俊さん「まず振込先の相手の方を『よく知らない』と。『ひょっとして詐欺に遭われているのでは』と尋ねました」
肥後銀行 岡田和さん「ちょっとおかしいなと思ったらすぐ相談することを心掛けています」

熊本県警によると、SNS型の投資やロマンス詐欺は今年5月末時点で45件を確認しています。被害額は約5億6千万円にのぼり、去年の同じ時期に比べて約5倍に増えています。

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